(発作性神経症改善法)
不安発作や乗り物恐怖症など、発作性神経症の症状を薬を用いずに改善していく方法について解説。
(概要)発作性神経症改善法
概要と主な症状の説明。
発作性神経症はパニック障害やパニック症候群と呼ばれることも多いですが、不安神経症と同じことだと考えて良いと思います。

最近の病院ではパニック症という名称を使う事も増えてきたように思います。

不安発作と呼ばれる、突然の動悸や息苦しさ、胸の痛み、手足のしびれ、めまい、立ちくらみ、吐き気が基本的な症状になります。

そして、これらの不安発作の症状がまた起こったらどうしようと予期不安を感じるのが発作性神経症の特徴になります。

具体的には、下記にまとめたような症状の形で現れることが多いものです。

ただ、症状の現れ方にはいろいろな形がありますが、誤った方向ではなく適切な対応をしていけば薬を飲まなくても充分、改善して来るものなのです。

今は、精神科や心療内科の病院へ行くと、抗うつ剤や抗不安薬などの薬で治そうとする傾向が強くなっていますが、この方向では根本的な治療にはならないと思います。

つまり、発作性神経症は、もともと脳内の異常や神経のトラブルから来る病気ではないからなのです。

神経症や不安症と言われる、神経質性格という「内的要因」を持った人が、誤った認識に引きずられ、マイナスの行動を繰り返すことで起こるようになった、マイナスの「クセ」から来る症状だからなのです。

ですから、いくら抗うつ剤や抗不安薬などの薬によって症状を表面的に押さえ込んだとしても、根本原因であるマイナスの「クセ」が直らない限り、根本的な改善には結びつかないのです。

しかし、発作性神経症は神経症や不安症の症状の一つですから、森田療法などの精神療法により治療していけば、充分、根本的に改善し、克服していけるものなのです。



<発作性神経症の代表的な症状の一覧表>

・乗物や狭い場所などで突然のドキドキなどの動悸や目眩、胸の痛み等が起こり、このまま死んだらどうしようと不安になる。(不安発作
・外出先などで突然、息苦しくなり、このまま死んでしまうのではないかと感じる。(過呼吸症候群
・家族が出掛け、家に誰もいない時に発作が起きたらどうしようと不安になってしまう。(置き去り恐怖
・人と外食する時など、胃の不快感や吐き気のため、外で食事が取れない。(嘔吐恐怖
・寝ている時などに突然の動悸や心臓の痛みを感じる(心臓神経症
・イベントや待ち合わせに出かける時などに、めまいや息苦しさのため外出が不安になってしまう。(外出不安
・エレベーターや自動車など密閉された場所で不安になる。(密閉恐怖症
・映画館やコンサート会場などの人混みなど、すぐに逃げ出せない所へ不安で行けない。(広場恐怖
・高いビルの上階に行く時などに不安になり上れない。(ビル恐怖症
・動悸や息苦しさのため電車や飛行機といった乗物に乗れない。(乗り物恐怖




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最終更新日 2019.07.08

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